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アルツハイマー病に対する栄養療法

Home > ブログ > アルツハイマー病に対する栄養療法
X-ray image of human brain

2018年12月24日 //  by 宮澤 賢史

アルツハイマー病は、高齢者において最も多く見られる認知症の原因です。脳内に老人班(アミロイド斑)と呼ばれるアミロイドの塊が見られるのが特徴です。記憶や思考力が徐々に障害され、最終的には日常生活を送ることも困難になります。

全世界で2050年までに1.6億人が発症すると予測されているこの疾患を根治する薬剤はまだ開発されていません。しかしここ数年、アルツハイマー病の世界的権威、デールプレデセン博士の開発したリコード法と呼ばれる治療が根治療法として期待されています。これはアミロイド斑の発生原因に目を向けた個別化療法ですが、内容は栄養療法と非常に重複します。

宮澤医院では、リコード法の原理に基づいてアルツハイマー病の予防に取り組んでおり、その概要について説明します。

コンテンツ

  • 1 アルツハイマー病を治す薬はない
  • 2 アミロイド斑を除去してもアルツハイマー病は治らない
  • 3 アミロイドができる原因を除去するプログラムの開発
  • 4 脳の萎縮は体の防御反応
  • 5 実際の方法
    • 5.1 炎症の影響
    • 5.2 栄養、ホルモン不足の影響
    • 5.3 毒物の影響
  • 6 まとめ

アルツハイマー病を治す薬はない

現在、国内で4種類の薬が認知症治療薬として認可されていますが、それらのいずれの添付文書にも〈効能・効果に関連する使用上の注意〉として「本剤がアルツハイマー型認知症そのものの進行を抑制するという成績は得られていない」と記されています。

これらの薬の効果は認知症患者の脳内で減っているアセチルコリンという物質を補って記憶を助けたり、刺激物質のグルタミン酸から神経を保護し穏やかな気分になるといったもので、根本的に認知症の進行を止める働きはありません。また劇的な改善も期待できず一時的な症状の緩和にとどまっているのが現状です。

米国アルツハイマー協会は「アルツハイマーを止める薬はない」と表明していますし、フランスの保健機関もアルツハイマー病治療薬を医療保険から除外しました。

アミロイド斑を除去してもアルツハイマー病は治らない

現在、アルツハイマー病の真の原因は脳に蓄積するアミロイド斑だとする説が有力です。これまで多くの大学や製薬会社が200以上のアミロイド斑を除去する化合物を開発し、人に対する大規模試験を行いましたが、最終的にFDAに効果を承認されたものはありません。

なぜ、アミロイドを除去する薬をもってしてもアルツハイマーが治らないのか?

デールプレデセン博士によれば、「アミロイドは原因でなく、結果であるから」です。

アミロイドができる原因を除去するプログラムの開発

アルツハイマー病の研究者であり、薬剤開発にもかかわっていた彼は世界で初めてアルツハイマー病の脳のモデル作成に成功しました。そこで彼はアミロイド斑を構成するアミロイドβたんぱくがどのような時に増え、どのような時に減るかを観察しました。その結果、体内の炎症や栄養不足、毒素の蓄積などアミロイドが増える36もの要因を発見したのです。

この要因は人によって全く異なるため、彼はアルツハイマー改善には単一の薬剤では不適当だという結論に達しました。それゆえ薬単剤ではなく運動、サプリメントなどを含めた包括的な試験を提案したのです。しかし、この案は標準的な薬剤開発プロトコールから大きくかけ離れていたため、様々な機関、委員会から却下されました。

彼は、悲観にくれながらも独自にプログラムを組み立て臨床に応用したところ、多くの患者の驚異的な改善を目の当たりにすることになりました。その後、この遺伝子組み換えマウスのデータを元にしたプロトコールは、この方法を聞きつけた多く患者に試され、多くの成果を得ています。2018年10月、この方法を用いて認知機能が改善した100名の症例が報告されました。

リコード法を用いた100名の改善報告
Reversal of Cognitive Decline: 100 Patients :Journal of Alzheimer’s Disease & Parkinsonism

脳の萎縮は体の防御反応

プレデセン博士は、36の要因を大きく3つに大別しました。脳の炎症、脳の栄養不足、そして毒物です。彼はこれらの影響が強くなった時に脳がアミロイドを作り始める事を突き止めました。アミロイドβは確かに神経ネットワークを破壊するが、これは重要な神経を守るためのダウンサイジングであると考えられます。今のままでは全体の脳機能を維持できないと体が判断し、アミロイドを使って脳神経細胞のリストラを行っているのです。

実際、アルツハイマーの初期には直近の記憶障害が起きますが、これは生きていくために必要な重要な知識を守るために、最近起きた出来事の記憶を犠牲にしているとも考えられます(昨日の晩御飯を覚えていなくても生きていくのには支障がない)。ということは、アルツハイマー病を治すには、36の因子を一人一人調べ、当てはまる要素を取り除いていけばよいということになります。

アミロイドはアルツハイマーの原因でなく結果である
×
 アミロイドを除去する
○ アミロイドが産生される原因を特定して除去する
原因は人によって違うのでそれらを徹底的に調べて、個別治療を行う

実際の方法

患者さんが36個の要因のうちどれを持つかを特定し、それに応じて食事(サプリメント)、睡眠、運動、ストレス対策など加味して治療計画を練ります
36の因子は大きく3つに分けられます。(血流障害など他の要因もあり、これが全てとは限りません)

炎症の影響

食生活が乱れている、関節炎がある、糖尿病にかかっている、副鼻腔炎、慢性の鼻づまりがある、メタボである、ピロリ菌感染がある、歯の根幹治療を行っているなどに心当たりがある場合、炎症の影響を考えた方がよいでしょう。食事や生活習慣、感染症などが様々な炎症を引き起こします。食事でいえば砂糖やグルテン、カゼインはリーキーガットの原因となります。リーキーガットが問題なのは、それが全身の炎症を続発させるからです。また、トランス脂肪酸を多く摂る事は体を炎症体質に変化させます。

また、もう一つ重要なのは巨大化した内臓脂肪から出る炎症性物質で、これはインスリン量を増やし、脳からのアミロイド排泄を妨げます。日本人は特に内臓脂肪が付きやすい体質を持っており、一見太っていないように見えても内臓脂肪が増加している事があるので要注意です。

検査としてはCRP,IL-6、フェリチン、コルチゾール等の炎症を表すマーカーが参考になる事もありますし、場合によってはAPOE4遺伝子を測定する場合もあります。アルツハイマー病の発症率を引き上げるこの遺伝子の変異は炎症を促進する要素を活性化し、抑える遺伝子を抑制することがわかっています。

当院では、歯科、耳鼻科などと連携し、全身の炎症をくまなく探し、炎症の影響が強い人は、炎症体質を改善する、炎症場所を特定し治療を行っています。また食事指導にも力を入れ、炎症体質の改善を図っています。
当院の食事指導についてはこちら

栄養、ホルモン不足の影響

BDNF(脳由来神経栄養因子)は脳のシナプスを保つために必要なタンパク質で、十分な栄養状態の元に作られています。これはアルツハイマー病予防に重要な脳神経細胞の受容体と結合し、死を食い止めていますから、減少すると脳神経の細胞死が増加します。

またBDNFが減ると脳は反応性にアミロイドを作ります。アミロイドはBDNFが受容体に結合するのを邪魔する抗栄養因子としてとしても働くので病状がさらに悪化する悪循環を招きます。

充分なBDNFを保つには運動やホルモン、ビタミンDや葉酸などの栄養素が欠かせませんが、各種ホルモンやビタミン濃度測定することで栄養状態を把握する事が出来ます。更年期障害が強い、子宮や卵巣を切除しているといったことがあれば、特にホルモンの影響を考慮しなくてはなりません。

栄養、ホルモン不足の影響は血液検査によって殆ど診断が可能です。注意すべきは、これらの数値は基準値に入っていればよいということではなく、より最適なレベルまで調整する必要があります。当院では分子栄養学の観点から最適レベルを達成できる栄養処方を行っています。

毒物の影響

マグロに含まれる有機水銀、歯科治療で使われる歯の詰め物アマルガムに含まれる無機水銀、そしてピーナッツ、ワインなどに含まれるカビから産生されるカビ毒。これらはいずれも脳に移行、蓄積しアルツハイマーの原因となります。水銀とカビ毒が脳におけるアミロイド産生を促すためです。

通常アルツハイマー病は、50代60代以降に発症しますが、このタイプでは40代と早期から発症することがあるのが特徴です。記憶障害よりも、計算障害、読字障害、うつなどの症状が先行する事があります。検査数値では、コルチゾール、甲状腺ホルモン,エストロゲン等の数値が低下している場合があります。歯にアマルガムが入っている、マグロを多く食べる、カビで汚染された家に住んでいるといった事があれば、一度水銀やカビ毒が体内にたまっていないか検査をしてみるのがよいでしょう。

当院を40代以降の副腎疲労の患者さんには、「集中力が低下し、計算ができなくなった。水銀やカビ毒が溜まっている。」という人が多くみられます。そういう観点から、私は副腎疲労と毒物性のアルツハイマー病の患者の一部は重複していると考えています。

まとめ

アルツハイマー病治療は、単一の薬剤による根治効果が乏しいが、それはアルツハイマー病が単一の疾患ではなく、複数の病態が絡んでいるからだと考えられます。それを解決するには原因因子を検査して対処するといった個別化医療が必要です。

リコード法では主な要因を3つに分類していますが、どのタイプかを特定する必要はないでしょう。なぜなら、3つの分類には相反するところがないからです。炎症と栄養不足と毒物蓄積に対する治療は相反しませんし、誰もがその3つの要素を少しずつ持っているのが普通です。

むしろ気を付けるべきは3つの要素の治療の順番です。仮にその人が3つの要素をすべて持っていたとしたら炎症→解毒→栄養の順番にアプローチするべきです。なぜなら、解毒は炎症があるとうまくいかないし、栄養やホルモンの問題は毒の蓄積に左右されやすいからです。副作用なく、効率よく治療するためには順番が大切です。

また逆に、40代以降でうつを伴う副腎疲労の患者では毒物の検査を積極的に行い、アルツハイマー病の要素がないか調べる事も重要だと考えます。

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