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京橋ウェルネスクリニック(宮澤医院)

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唾液中コルチゾールが低下しない副腎疲労への対策とは?

唾液中コルチゾールが低下しない副腎疲労への対策とは?

2019年8月26日 宮澤 賢史

疲労、肩こり、不眠にて来院された患者様(43歳、男性)の話です。

5時間血糖負荷検査で、180分値43と低値で、完全に副腎疲労パターンなのですが、唾液中コルチゾール検査では、基準値に入っていたため「低血糖だが、副腎疲労ではありません」と診断されたとのことです。

唾液中コルチゾールレベルが下がっていないのに、なぜ副腎疲労症状が起きるのか? 

それはコルチゾールの感受性が低下しているせいなのかもしれません。

クッシング症候群と副腎疲労の共通点

クッシング症候群(副腎にコルチゾール産生腫瘍ができる病気)を患ったことがある患者は、健常者と比べて疲労、うつ病、不安症状が強いという報告があります。

長年にわたり大量のコルチゾールにさらされると、体内のメチレーションが変化します。

実際、それらの患者さんを調べたら、コルチゾール受容体の感受性を弱めることが知られている遺伝子でのDNAメチル化が減少していました。
https://www.nature.com/articles/srep44445

メチル化が減少するという事は遺伝子の発現が高まるということですから、つまりコルチゾール受容体の感受性は低下します。

その結果として、HPA軸が過活動を起こします。それが不安やうつ症状の原因のようなのです。

「長期間にわたり、大量のコルチゾールにさらされ、その後に鬱や不安を引き起こす。」

この点において、クッシング症候群と副腎疲労の患者さんの経過は共通しています。

つまり、コルチゾールの不足だけではなく、コルチゾールの効きが弱くなることが副腎疲労の大きな原因なのかもしれません。

持続するストレスが、体内のメチレーションを変化させ、コルチゾールの効きを弱めます。

幼少期のストレスが副腎疲労体質を生む

「ストレスにいつからどのくらいの期間暴露されていたのか?」

これは副腎疲労の治療においてとても重要な問診事項です。

見落としがちなのは、幼少期や胎児期に受けたストレスです。
有害でストレスの多い子供時代の経験は生涯に強力な影響を及ぼします。

発達の初期に発生するストレッサーは、成人期に発生するストレッサーよりも大きく永続的な効果があります。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/dvdy.24211

幼少期のトラウマ体験は副腎疲労体質を作りやすいと言えそうです。

メチレーションを戻す方法

長期間のストレスで疲れ果てたコルチゾール受容体と、狂ったHPA軸に対してどのように対処すればいいのでしょうか?

答えはマインドフルネスです。

マインドフルネスは、慢性ストレス関連症状の緩和にも役立つことが多く報告されていますが、物理的に脳の変化も起こすことができますし、遺伝子の発現にも変化を起こすことができます。

さらに、HPA軸の修正にもかかわっており、副腎疲労の治療でマインドフルネスをやらない手はありません。

多忙な方にとって、瞑想のために時間をとるのは難しく感じるかもしれませんが、始めてしまえば効果に驚くでしょう。

特に、上記のように検査で副腎機能低下がはっきりしない方、自律神経の緊張がなかなか取れない方には極めて有効ですが、それだけでなくすべての副腎疲労の方にお奨めいたします。

マインドフルネスによって、鬱やPTSDで縮小する海馬や共感に関わる側頭頭頂接合部の灰白質の密度が高まる
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3004979/
3年以上太極拳をやっている人は全くやっていない人に比べて加齢に関するメチル化の変化がかなり少ない(5〜70%)
https://www.hindawi.com/journals/ecam/2012/841810/
マインドフルネスのストレス軽減プログラムが炎症誘発性遺伝子の発現を減らす
https://bit.ly/2U50KW9
マインドフルネスがHPA軸を修復する
https://bit.ly/323TRao

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