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京橋ウェルネスクリニック(宮澤医院)

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ホーム › 機能低下 › 腸内環境改善 › 腸脳相関の話

腸脳相関の話

2017年1月18日 宮澤 賢史

ジェームズ・グリーンブラット医師は、気分障害や摂食障害を専門とする米国の精神科医です。 彼の元には、世界中から多くの患者が押し寄せます。
彼の診療は、腸内環境の問診が多いという点で、通常の精神科とはちょっと異なります。
「お子さんの腸の調子はいかがですか?」
「以前に消化不良を起こしたことはないですか?」
「下痢や便秘はないですか?」
「お子さんがこの病気にかかる前と現在では消化の状態が変わっていないですか?」
両親は、最初面食らうのですが、実際には質問の答えはほとんど「はい」なのです。
そして、彼は精神療法、向精神薬の他に、整腸剤を処方します。
驚くことに、多くの子供は何か月かの間に改善していくのです。

腸と脳は互いに関連している

これは、子どもの腸内細菌のアンバランスが精神症状を引き起こしていたと考えられます。
彼は言います。
「腸は第二の脳である。腸は脳に次いでニューロンが多いところでもある。」
この「腸管治療で精神疾患が治る」という考えは、最新の科学によって証明されつつあります。
数十年も前から、研究者たちは、脳と腸の関係について知っていました。
不安は吐き気や下痢を起こすし、うつは食欲を減退させます。
科学者たちはその連絡はあくまでも一方通行(脳から腸であり、逆行しない)と考えていましたが、今では、数兆の腸内細菌の理解が進むにつれ、この道は両側通行であることがわかってきました。
近い将来、精神疾患に対する理解が、そして治療が大きく変わる可能性があります。

腸内細菌も育つ

受胎時には腸管内は無菌であり、生まれるときに産道を通るときから細菌が繁殖し始めます。
その後、親や兄弟をはじめ多くの人と触れ合う事で細菌が育っていきます。
乳幼児期にそのような多くの細菌に触れるという事は腸内細菌の発達にきわめて重要です。
実際、最近の研究は幼少期の腸内細菌の発達が大人になってからのメンタルヘルスに重要な働きをすることを示唆しています。
但し、そのためにはできるだけ早期に腸内環境を改善した方がよさそうです。
この実験では、マウスのストレス性格改善が起こったのは生後9週目まででした。
J Physiol. 2004 Jul 1;558(Pt 1):263-75.

腸を入れ替えると性格も入れ替わる

McMaster大学のコリンズらは、マウスの腸をもう他のマウスと交換する実験を行いました。
彼らは臆病な性格のマウスの腸と、社交的な性格のマウスの腸を手術で入れ替えたのです。
するとその結果、それらのマウスの性格もまったく入れ替わりました。
臆病なマウスは外交的に、その一方で外交的なマウスは臆病になりました。
Gastroenterology. 2011 Aug;141(2):599-609,
これは腸内細菌が態度や行動を決めている事を示唆しています。
不安なマウスに乳酸菌を与えた結果、不安のレベルが下がり、ストレスホルモンが減り、GABAの受容体が増加しました。
Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Sep 20; 108(38): 16050–16055.
このように、腸内環境改善は確かに脳機能に影響を与えると言えそうです。
しかし、どの腸内細菌が人の健康増進に寄与するかなど、まだまだ不明点は多く、
さらなる研究が必要です。

腸内環境検査をしよう

腸内環境の様子

 
消化管粘膜はタイトジャンクション(TJ)というもので固く結合されており、
異物侵入からのバリアを形成しています。
IgA(免疫グロブリンA)は免疫複合体を形成し、最前線の防御機能を果たします。
その上に乳酸菌があり、先ほどのIgAと乳酸菌のダブルの働きにより、異物や毒素などが
体内に入り込むのを阻止しています。
ところが、カンジダや悪玉菌が増殖し、乳酸菌が減少すると、様々な異物が容易に
入り込んでくるようになります。
腸内細菌叢のバランスが乱れ、タイトジャンクションのバリアが崩壊している所に、
消化酵素不足による未消化のタンパク質の固まりが血中に侵入(リーキーガット)
してくると、身体は様々な形で炎症アラームを鳴らし始めます。
腸の炎症を引き起こしたり、血中に入り込めばIgGによってアレルギー反応を示します。
便総合検査とアレルギー検査の結果から、こうした腸の状態を推測できます。
因みに、小腸に生息する乳酸菌の数は100兆個とも1,000兆個とも言われています。
ヒトの細胞は60兆個ですから、乳酸菌は私たちの超粘膜にビッシリ張り付いているべき
細菌なのです。ヒト細胞に比べて、腸内細菌は極めて小さい生き物ですので、
お中がパンパンになることはありません。

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