病気の根本原因を見つけ出します
「人間が病気になるのは、身体の正常な機能に必要な分子が足りないからであって、自然にない分子が足りないからではない。身体のどこかの調子が悪くなった時は、その原因を探さなければ何も始まらない。」
自然療法医 ジョナサン・ライト
人間は素晴らしい自然治癒力を持っていますが、様々な要因で働かなくなります。
それを徹底的な問診と、様々な検査によって究明するのが第一歩です。
通常検査が行われない様々な病気の原因
- ビタミン不足
- ミネラルアンバランス
- 重金属の蓄積
- 遅延型食物アレルギー
- ホルモンアンバランス
- 腸内環境悪化(腸内細菌バランス不全)
- 血糖調節障害
まず必要なのは徹底的に根本原因を究明することです。
これが無駄な治療、時間や費用を節約することになります。
根本原因を見つけることの重要性
例えば、現在の精神科治療の一番の問題点は、「症状を引き起こしている原因には目もくれずに、症状によって診断を下し、対症療法に甘んじている」ことです。
脳は様々な身体状況の影響を受けやすい臓器です。
●甲状腺機能低下
● 腸内環境異常
● 副腎疲労
● 慢性疲労症候群
これらの病態はすべてうつ症状を引き起こします。
確かに、時には症状がシビアなときには薬も必要です。
精神栄養療法の権威、エイブラハム・ホッファー先生も「薬なしでは治療はできない」と述べています。
しかし、殆どの病院では原因にアプローチすることなく、対症療法のみが行われています。
これでは本当に治療をしているとはいえないでしょう。
脳は様々な影響の出口としてわかりやすい症状を呈します。本当の原因が別にある多くの患者さんが、精神科行きになってしまっています。これは本当に危険なことです。
原因がわからなければ治療はできない
- 今出ている精神症状の原因はなんなのか?
- 栄養不足から来ているのか
- それとも感染が原因なのか?
- それとも邪魔をしている要素があるのか?
根本原因をみつけなくては、治療はできません。
原因がわからない人間に治療ができるわけがないです。
原因にアプローチしないということは、単に何の解決にもならないだけではありません。
症状だけが隠されたら、原因をもっと放っておかれることになります。
未治療の根本原因はどんどん悪化していきます。
病気の根本に栄養を中心としたアプローチを行います
当院では、分子整合栄養医学を中心に多くの自然な医療を組みあわせて行っています。
血液検査にて不足栄養素を同定し、ビタミンなどの治療用栄養素を十分量摂取することで分子の働きを正常化させ、疾患の治療・予防を行います。
患者さんとの協議を大切にしています
当院では患者様とのディスカッションを大切にしています。なぜならば、貴方のもつライフスタイルや考え方によって治療方法は全く異なったものになるからです。
特に初診時には1時間程度時間を割いています。最初に方向性をきちんとしておかないと、あとで取り返しのつかないことになるからです。
まずは今までの経過、現在の状況、今後の方針についてのご希望、その他何でもお話し下さい。
病気でなく患者さん全体を診ます
人にはそれぞれ歴史があります。どのような生活習慣、食習慣を持ち、どんな薬や毒物に晒され、どんなストレス源があるのか。
それをお聞きし、診断や治療に役立てるのが私たちの仕事です。
食事は医療そのものです
ヒポクラテスの時代から医と食は密接にかかわるものと言われてきました。食の安全性、品質、アレルギー、血糖値への影響、グルメ欲求など様々な要因によって貴方の食べるものが決定します。
それらを踏まえ、食事の楽しみと医療を両立できるようにアドバイスをいたします。
ご挨拶

私は大学病院では一般内科および救急外来に携わる仕事をしてきました。救急外来などにくる急性疾患(怪我、風邪、盲腸)に対しては医学は万能で多くのやりがいを感じました。しかしその反面、根本の原因を診ずに、患者さんに対して血圧をさげたり、血糖値を下げたり、頭痛薬を出したりする医療にはずっと疑問を感じてきました。
現代医学は病気の症状に対して対処しますが、多くの場合根本原因を治す事はしません。患者の全般的な健康状態を改善することにはほとんど役に立ちません。
2001年にビタミンやミネラル等の天然物を治療に使う方法を教えて頂く機会に恵まれました。
病気の治療、予防に天然物を使用する方法は医大の講義や病院での研修中にも殆ど聞いたことがありませんでした。
一般の医療では、栄養欠損を見るための訓練はほとんど行われていませので、このサプリメントを使った医療は、劇的な効果を示しました。しかし、全ての原因不明疾患がサプリメントの投与で治るほど甘くはありません。
代謝(体内の化学反応)は栄養によって動いています。慢性疾患を起こしている人は、どこかで代謝が止まっています。その止まっているポイントをみつけ、原因を解除すれば体は自動的に回復していきます。
腸内環境を改善したり、重金属や化学物質を取り除いたり、ストレスを調整したり、隠れている炎症を治療したり。この治療は適切に行えば副作用なく病気を完治させる可能性を持っています。
私はこの方法を使い、貴方がいかにより充実して暮らせるようにするか、また自分の価値観をもてるかを、色々な角度からお手伝いしたいと思っています。そんな事ができれば医師としてこれ以上の幸せはありません。
宮澤 賢史(みやざわ けんし)
プロフィール
医師・医学博士
平成 7年 東京医科大学医学部卒
平成11年 東京医科大学大学院卒
平成12年 栄養療法を開始
平成19年 NPO法人高濃度ビタミンC点滴療法学会設立
平成24年 分子栄養学実践講座主宰
平成26年 医科歯科連携診療普及協会 理事長
平成27年 臨床分子栄養学研究会 理事長
問診事項と多くの血液、尿、唾液検査などにより疾患の原因を追究し、その原因に対する根本治療を行っている。
2004年から栄養療法を開始 ライナスポーリング博士の提唱する分子整合栄養医学を医療に取り入れた観点からの医療を展開する。がんから糖尿病、リウマチ、精神疾患まで扱う範囲は幅広く、患者数は20,000人を超える。
2004年からビタミンC静脈注射治療を開始、現在までのべ10,000例以上を経験。
講演

2013年から分子栄養学セミナーを開講。現在14期目で、総受講者は医療関係者を中心にのべ1,500名以上。多くの栄養療法クリニックの開業を支援している。