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46歳・不妊症の方が妊娠できた栄養療法とは?効果や費用を解説

不妊治療を続けているものの妊娠につながらず、すがる思いで検索していて見つけた「栄養療法」。どのようなものか、気になっていませんか。

「栄養療法」とは、単なる「栄養補給」ではありません。

詳細なヒアリングをもとにくわしい検査を行い、不妊の「根本的な原因」を特定して改善していく医療的なアプローチです。

たとえば、以下に当てはまっているのに不妊症のまま……といった場合、実は意外な原因がある場合があります。

・卵管など、子宮の異常は見つからない

・日頃から食生活やストレスなどに気をつけている

上記のように、一見、妊娠には関係なさそうな喉や胃、腸の炎症が原因でホルモンバランスが乱れているなど、意外なところに根本的な原因が潜んでいることがあるのです。

実際に、栄養療法を取り入れた結果、46歳で自然妊娠された方の事例も報告されています。

とはいえ、以下のような疑問も出てくるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、これまでに延べ25,000人以上の患者に栄養療法を提供してきた、京橋ウェルネスクリニックの医師 宮澤が【不妊症×栄養療法】について解説します。

記事を最後まで読めば、「栄養療法」がどのような療法かわかり、あなたが受けるべきかどうか判断できますよ。

「何をしても妊娠できない」と諦める前に、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1. 不妊症の「根本治療」として期待できるのが栄養療法

始めに、近年、不妊症の根本治療として注目されている「栄養療法の効果3つ」を解説します。  

冒頭でお伝えしたように、栄養療法は「検査で体内の状態をくわしく調べ、足りない栄養素を見極めて補う」医療的なアプローチです。

具体的には、以下の効果が期待できます。

栄養療法で期待できる3つの効果
1. ホルモンの働きを整える排卵や生理のリズムが整い、体の調子が安定してくる
2. 卵子のエネルギーを高める卵子が元気になり、妊娠しやすい体に近づく
3. 見えない炎症をしずめる体内の環境が整い、受精卵が着床しやすくなる

ひとつずつ解説していきます。

1-1. ホルモンの働きを整える

まず、栄養療法では、 ホルモンの働きを整えるための準備を行います。

妊娠には、ホルモンがきちんと働くための「ホルモンの材料となる栄養素」と「自律神経によるバランス調整」が正常であることが必要だからです。

ホルモンの働きが乱れる原因は人それぞれで違うため、栄養療法では、以下の栄養素を調べるくわしい検査を行います。

【ホルモンの働きを整える栄養】

栄養素の働き必要な栄養素主な役割
ホルモンの材料コレステロール女性ホルモンのもとになる原料
ホルモンを作るための酵素の働きをサポート
亜鉛排卵や生理後半のホルモンを安定させる
ビタミンB6ホルモンのバランスや感情の安定に関わる
ホルモンバランスの調整朝のコルチゾール目覚め時の元気・ストレスへの強さ
昼のコルチゾール日中の集中力・パフォーマンス
夜のコルチゾールリラックスの度合い・眠りやすさ

普段、私たちは下痢や疲れやすさがあると、ストレスや食生活のせいにしがちですよね。

実は、ホルモンの材料(栄養素)が足りないことで、脳が「ホルモンを出して!」と指令を出しても作れず、不調が起きている可能性があるのです。

また、妊娠に大敵な「自律神経の乱れ」を起こすホルモンバランスの崩壊は、検査の数値に出にくいため「原因不明」と言われてしまうことも少なくありません。

栄養療法では、ストレスに対応するホルモン(コルチゾール)を出しており、自律神経と深く関係している副腎に注目。

唾液を使った検査で1日の「コルチゾールのリズム」を調べることにより、見えない不調の原因を確認します。

栄養療法では、ヒアリングをもとに、よりくわしい検査を厳選して行い、体に合った食事やサプリメントで足りない栄養素を補い、自律神経と副腎の働きを整えられるのです。

1-2. 卵子のエネルギーを高める(ミトコンドリア機能の活性化)

妊娠において、「卵子の質が大事」という言葉をよく耳にすると思います。

実は卵子の質は、卵子の「エネルギーを作る力」が深く関係しているのです。
ここも、栄養療法で緩和が期待できます。

前提として、卵子は、私たちの体の中でも多くのエネルギーを必要とする細胞のひとつです。

卵子は受精してから赤ちゃんのもとになる細胞のかたまり(胚)に育つまでの間、他の細胞の助けを借りず、自分の力だけで何度も分裂し続けなければなりません。

そして、そのエネルギーを生み出すのが「ミトコンドリア」という、小さなエネルギー工場のような器官。

卵子には、このミトコンドリアが他の細胞の数十倍も多く存在しています。それだけ、エネルギーが必要なのです。

しかし、エネルギーが十分に作れないと、受精卵が途中で成長を止めてしまったり、受精自体がうまくいかなかったりする可能性があります。

そのため、栄養療法では、検査によって体内でエネルギーを生産するための栄養素が足りているかを調べ、不足していればその分を補っていきます。


ミトコンドリアが活発に動くために、特に必要とされているのは、以下の栄養素です。

栄養素主な働きたとえると
ビタミンB群エネルギーづくりを手伝う工場で働くベテランの職人
酸素を届けて燃やす材料になる酸素ボンベを運ぶ配達スタッフ
マグネシウムエネルギーを安定して作る土台になる機械を支えるネジやボルト
CoQ10(コエンザイムQ10)ミトコンドリアを元気に動かす機械をなめらかにする潤滑油(オイル)

これらの栄養が足りていないときは、食事のアドバイスをしたり、必要に応じて病院で使う特別なサプリメントを使ったりして、ミトコンドリアが元気に働けるようにサポートします。

栄養療法を行うことで卵子のエネルギーが高まり、受精や着床の可能性アップが期待できるのです。

1-3. 着床をさまたげる「見えない炎症」をしずめる(腸内環境の改善)

受精がうまくいっても、その後の「着床」でつまずいてしまうケースは少なくありません。

その原因のひとつに、「腸内環境の乱れ」が関わっている場合があります。

腸は「消化する場所」というイメージが強いかもしれませんが、体の免疫の約7割が集まる重要な器官でもあります。

腸の状態が悪いと、体の中で小さな炎症が起こりやすくなり、それが子宮の受け入れ態勢にも影響するのです。

たとえば以下のような状態が続くと、体が「異物が入ってきた!」と誤って判断し、免疫が過剰に反応してしまい、受精卵をうまく受け入れられなくなってしまうのです。

・腸内にカンジダ菌(カビの一種)が増えている・悪玉菌が優勢になっている・腸の粘膜が炎症を起こしている

腸内のバランスをくわしくチェックするために、栄養療法では、「GI-MAP」などの便検査を使って検査します。

検査項目調べる内容
カンジダ菌菌が増えすぎていないか
腸内悪玉菌菌のバランスが崩れていないか
炎症マーカー腸の粘膜に炎症が起きていないか
消化酵素の量食べ物を正常に分解・吸収できているか

検査結果をもとに、必要があれば除菌や食事改善、善玉菌の補給などを行い、腸内環境を整えていきます。

腸が元気になることで、体全体の免疫バランスが落ち着き、子宮も「着床しやすい状態」に近づいていくのです。

特に「何度も着床に失敗している」「原因不明の不調が続いている」という人は、腸から整える必要があるのかもしれません。

2. 不妊症における栄養療法と他の方法との違い

ここまで見てきて、

「栄養療法と、これまでの不妊治療って、具体的には何が違うの?」

という疑問を持つ方もいるでしょう。

ここでは、栄養療法と他の不妊治療方法との違いを比較表でまとめました。

方法メリット注意点
栄養療法「原因を数値化+改善する」ので科学的な根拠がある検査費用やサプリ代がかかり、継続前提となる
体外受精短期間で結果を出しやすい卵子や胚の質が低いと成功率が下がる
漢方全身のバランス改善に役立つ効果がゆるやかで個人差が大きい
よもぎ蒸し自律神経の一時的な安定に温熱効果が一時的で、腸やホルモンの根本ケアには届かない

つまり一言でいうと、妊娠しない原因まで見極めて数値化できるのが【栄養療法】です。

これまで「何をやっても効果がなかった」と感じている方は、まずは妊娠するための栄養が十分足りているかを検査で確認できる「栄養療法」をぜひお試しください。

3. 不妊症の場合の栄養療法の内容

「足りない栄養をとり入れる」と聞くと、食事に気をつけたり、サプリを飲んだりといったイメージを持つ人も多いかもしれません。

京橋ウェルネスクリニックの栄養療法は、「なぜ妊娠しにくくなっているのか?」という根本原因を検査で「見える化」したうえで、足りない栄養素をプラスしてアプローチするのが特徴です。

この章では、クリニックで実際に行われている栄養療法の内容を、ステップごとにわかりやすくご紹介します。

3-1. (1)まずは「100項目ヒアリング」で原因のヒントを探す

栄養療法では、始めに現在の体の状態を丁寧に知ることから始めます。

京橋ウェルネスクリニックでは、約100項目のヒアリングシートを使って、生活習慣や体質、食事の傾向、ストレスの感じ方までを細かく確認していきます。

【ヒアリング例(一部)】

日常のサインから、エネルギー不足やホルモンの乱れ、ストレスの蓄積など、どこに原因が隠れているのかを見極めていくのです。

このヒアリングは、単なるチェックリストではありません。

「今の体にはどのような検査が必要か」

「何を優先的に整えるべきか」

といった、今後の治療方針を決めるうえでとても大事なステップです。

3-2. (2)必要な検査を3つ前後にしぼって実施

ヒアリングで、体の状態や生活習慣の傾向が見えてきたら、次は「検査」を行います。

京橋ウェルネスクリニックでは、20〜30種類ほどある専門検査の中から、あなたの状態に本当に必要な検査を3つ前後にしぼって実施します。

ムダのない内容で、体の内側を効率よくチェックしていくのが特徴です。

【検査例】

検査名わかることサンプルの取り方
尿有機酸検査(OAT)・ミトコンドリアの働き・ビタミンや鉄の代謝・腸内の炎症やカンジダ菌の影響など朝一番の尿を提出
GI-MAP検査(便DNA検査)・悪玉菌やカビ(カンジダ菌)・ピロリ菌・消化酵素・腸の炎症レベルなど自宅で便を採取し郵送
唾液コルチゾール検査・ストレスホルモンの1日のリズム・副腎の疲れ具合決まった時間に唾液を採取

これらの検査は、一般的な血液検査ではわからない、体の奥で起きている「見えない不調」を見つけるためのものです。

【見えない不調例】・ミトコンドリアがしっかり働いているか?・ストレスがホルモンバランスに影響していないか?・腸内で炎症が起きたり、カンジダ菌が増えたりしていないか?

体の中にある見えない不調の原因を見つけることで、「なぜ妊娠しにくいのか」を数値で明らかにできます。

検査は自宅で簡単にできるので、遠方に住んでいる方でも安心して取り組める点もポイントです。

3-3. (3)検査結果を「4つのパターン」に分類して、現状を明確にする

検査が終わると、あなたの体の状態が「どこでうまく働いていないのか」が数値として見えてきます。

京橋ウェルネスクリニックでは、検査結果をもとに現状を明確に把握し、体の状態をおおまかに次の4つのパターンに分けて整理します。

タイプ特徴よくある状態・不調
ミトコンドリア機能低下型体の中のエネルギーを作る工場(ミトコンドリア)が疲れている・体温が低い・常にだるい
自律神経・ホルモン指令の乱れ型ストレスや睡眠不足でホルモンの指示が乱れている・排卵が不安定・生理が遅れる・イライラしやすい
腸内環境の炎症型カンジダ菌や悪玉菌が増え、腸に炎症が起きている・お腹が張る・便秘や下痢気味・着床できない
代謝の詰まり・解毒不足型栄養の巡りが悪く、不要なものを出しきれない・ニキビ・頭痛・サプリの効きが悪い・疲れが抜けない

たとえば「生理が不安定」という悩みの場合、ある人は「自律神経・ホルモン指令の乱れ」が原因で、別の人は「腸内環境の炎症」が原因になっていることも。

このように現状を把握してパターン分けすることで、次のステップの「妊娠に向けてどこを優先して整えるべきか」が、明確になります。

3-4. (4)「治療計画書」で整える順番を決める

検査で体の状態がわかったら、次は「どこから整えていくか」の順番を決めていきます。

たとえば、どれだけ栄養を補っても、胃や腸に炎症があるとしっかり吸収されません。

「胃が悪い」と感じて薬を飲んでいても、実は食事の際によく嚙んでいなかったことや、ピロリ菌に感染していたことが原因の場合があります。

このような場合、まずは噛む回数を増やす、「ピロリ菌のチェックをして除染を行い、栄養の補充を行う」など、「適切な順番で整えること」が大切です。

「なんとなくよさそうだから……」と治療を始めるのではなく、「検査 → 原因を見える化 → 自分に合った順番で整えていく」という流れが、妊娠しやすい体に近づくための、確実なアプローチなのです。

4. 不妊症の方からよくある栄養療法に関する4つの疑問

ここまで、栄養療法についてくわしく解説してきました。

読み進める中で、

「栄養療法についてもっと知りたい」

「これって、どうなんだろう?」

と思った方もいるのではないでしょうか。

栄養療法について、よくいただくご質問にお答えします。

3-1. Q:本当に妊娠できますか?3-2. Q:費用はどのくらいかかりますか?3-3. Q:薬を使いますか?副作用はありますか?3-4. Q:栄養療法と体外受精は併用できますか?

4-1. Q:本当に妊娠できますか?

A:必ず妊娠できると保証はできませんが「妊娠しやすい体づくり」を目指せます

原因がわからないまま進むよりも、何が妊娠のブレーキになっているのかを見つけて整えることで、妊娠のチャンスをぐっと高めてくれます。

実際に、46歳の女性が自然妊娠につながった、などの事例もあります。

4-2. Q:費用はどのくらいかかりますか?

A:治療内容・検査数によって変動しますが、目安としては以下の通りです。

【栄養療法の費用目安】

項目費用目安(税込)
初回カウンセリング(オンライン)無料
検査(3〜5項目)約3万円〜7万円前後
サプリメント(1ヵ月分)約2〜4万円(症状に応じて変動)

※6ヵ月継続した場合の総額イメージ:約30万円〜50万円前後

もちろん、「検査は最小限から始めたい」「月の予算に合わせて進めたい」といったご要望にも柔軟に対応しています。  

ムリのない計画で、一緒にプランを組んでいきましょう。

4-3. Q:薬を使いますか?副作用はありますか?

A:薬は使いません。食事や生活習慣の改善指導と、必要な栄養素を補うサプリをご紹介します。

基本的に、「薬のような副作用」はありませんが、体質によっては次のような「一時的な変化(=好転反応)」が出ることもあります。

よくあるケース
・腸内除菌を始めたあと → 便通が変わる
・ミトコンドリア活性後 → 眠気やだるさが一時的に出る
・鉄・マグネシウム → 胃が張る・お腹がゆるくなる

気になる体調の変化がありましたら、すぐにご連絡ください。

4-4. Q:栄養療法と体外受精は併用できますか?

A:はい。併用することで結果が出やすくなります

体外受精は「受精させる技術」であり、栄養療法は「卵子の質」「ホルモンバランス」「子宮の状態」など、その準備の土台を整える役割があります。

たとえば、以下のように、体の内側から「妊娠しやすい土台」を作ることで、結果的に体外受精の成功率を高めることにもつながります。

妊娠しやすい土台づくりの例
・卵子のエネルギー(ミトコンドリア)を高める
・着床に必要な子宮内膜の栄養状態を整える
・ホルモンの指令をスムーズに出せるよう副腎をケアする

5. 不妊症の方で栄養療法を受けるべきケース

「私も栄養療法を受けた方がいいのかな……?」

そのように気になっている方は、まずは以下のチェックリストを見てみてください。

どれか1つでも当てはまった場合、体の中に「まだ見えていない原因」が隠れているおそれがあります。

体外受精・人工授精で結果が出ない検査で「異常なし」と言われたが妊娠しない複数の体調不良を抱えているサプリや漢方を自己判断で試しても効果がない年齢的に「あとがない」と感じている

この章では、こういった悩みを抱える方が栄養療法という選択肢を考えてみるべき理由を、ケース別にわかりやすく解説していきます。

以下、ひとつずつ見ていきましょう。

5-1. 体外受精・人工授精で結果が出ない

「体外受精・人工授精で結果が出ない……」

そのような時、以下の点で思い当たることがあるなら、ぜひ栄養療法をご検討してください。

・胚盤胞(受精卵の後期)の成長が止まってしまう・受精卵の分割スピードが遅くて、成長が追いつかない・受精率が20%以下で、なかなか胚が育たない・移植はできるけど、着床や妊娠が続かない

こうしたとき、見えない原因として多いのが1. 不妊症の「根本治療」として期待できるのが栄養療法でも解説した「卵子のエネルギー不足」や「ホルモンの材料の不足」です。

栄養療法では、ミトコンドリアの元気を取り戻すために、根本原因を特定します。

そのうえで、ビタミンB群・CoQ10・鉄などの栄養素をしっかり補い、卵子の「底力」を高めるケアを行っていきます。

「治療はしているのに前に進めない」と感じている方は、「卵子そのものが十分に力を出せているか?」を見直してみるとよいでしょう。

5-2. 検査で「異常なし」と言われたが妊娠しない

「AMH(卵巣年齢)も正常」

「ホルモンバランスもOK」

「卵管も通っている」

など、病院の検査では問題が見つからなかったのに、1年以上タイミング法や人工授精を続けても妊娠しない……。

そのような場合、「通常の病院検査では見えない原因」が隠れているケースがあります。

【見えない原因例】
・腸内でカンジダ菌(カビの一種)が増え、体に炎症が起きている・必要なビタミンやミネラルが、うまく体内で使われていない・副腎(ストレスに対応する臓器)が疲れて、ホルモンの指令が乱れている

こうしたケースは、通常の血液検査ではわからないことも多いのです。

栄養療法では、専門の検査で体の状態を数値化し、目に見えるかたちで原因を特定したうえで、ひとつずつ丁寧に整えていきます。

5-3. 複数の体調不良を抱えている

「PMSもひどいし、便秘もある。毎日なんとなくしんどい……」

不調がいくつもあると、それだけで毎日がつらいですよね。

しかし、それらはバラバラの症状ではなく、「体内バランスの乱れ」のサインかもしれません。

たとえば、以下のような症状が思い当たることはありませんか?

このような不調を抱える方に多いのが、ストレスに関わる「副腎の疲れ」や「腸内の炎症」です。

つまり、体の奥で「がんばりすぎている場所」が悲鳴を上げている状態といえます。

栄養療法では、副腎をサポートする栄養や、炎症をしずめる腸内ケアを行って体の内側を整え「安定した土台」を作っていきます。

5-4. サプリや漢方を自己判断で試しても効果がない

「鉄や葉酸、DHEAなど、効くと聞いたサプリはひと通り試したけれど、効果があるのかわからない」

「漢方を飲んでなんとなく体はラクになった気がするけれど、妊娠にはつながらない……」

そのような場合、取り組んでいるものが本当に自分にとって必要なものではないかもしれません。

サプリや漢方は、すでに足りている栄養素を過剰にとり入れると、逆に体のバランスをくずすこともあります。

栄養療法では、始めにくわしい検査を行い、今のあなたに本当に必要な栄養素を見極めます

「いろいろ試してみたけど、もう何が正解かわからない……」という方にこそ、おすすめの療法です。

5-5. 年齢的に「あとがない」と感じている

38歳をすぎて、AMH(卵巣年齢)の数値も低く、

「採卵できる回数がもう限られているかもしれない」

というような状況で必要なのは「遠回りしないアプローチ」です。

栄養療法では、妊娠に直結する「卵子の質」を高めたり、炎症を抑えたりするために、必要な栄養素を効率よく体に届ける療法設計を立て、貴重なチャンスをサポートします。

「なんとなく体によさそう」ではなく、検査で根本的な原因を見つけ、今すぐ必要なケアに集中することで、うれしい結果につながる可能性が上がるのです。

6. 不妊症で栄養療法を受けるなら真の原因を特定できる検査と治療を提供するクリニックを選択すべき

「栄養療法を受けてみたいけれど、どのようなクリニックを選べばいいの?」

と思われた方へ。

不妊症で栄養療法を受ける際は、根本原因を見つけて、一人ひとりの体の状態に合わせて順番に整えていけるクリニックを選ぶことが大切です。

「栄養療法」といっても、クリニックによって内容や質は大きく変わります。

貴重な時間をムダにしないためにも、以下のポイントを全て押さえているクリニックを選びましょう

【クリニック選びのチェックポイント】
・検査数が豊富にあり分析力が高いクリニックを選ぶ・あなただけの治療プランを作成できるクリニックを選ぶ・オンラインでも受診できるクリニックを選ぶ

以下、ひとつずつ見ていきます。

6-1. 検査数が豊富にあり分析力が高いクリニックを選ぶ

対応できる検査数が多く、しっかりと分析してもらえるクリニックを選びましょう。

不妊治療では、どの検査を受けるか、どれだけ深く調べられるかが大きく影響するからです。

一般的には、ホルモン値や血液の数値だけをもとに治療方針を決めるケースが多く、深い原因までたどり着けないことも少なくありません。

一方、専門性の高いクリニックでは、体内の炎症や代謝まで調べる検査を組み合わせて、より精密に分析し、根本的な原因を見つけ出します。

栄養療法では以下のような検査を行います。

【栄養療法の検査項目】(一部)

検査名わかること
尿有機酸検査ミトコンドリア機能・腸内炎症・ビタミン代謝の状態
GI-MAP(腸内環境検査)カンジダ菌・ピロリ菌などの腸内炎症
コルチゾール検査(唾液)副腎疲労・自律神経のストレスレベル

深い検査を行って「見えないトラブル」を数値で見える化することにより、「どこから整えれば妊娠しやすくなるか」がわかります。

6-2. あなただけの治療プランを作成できるクリニックを選ぶ

検査で根本原因がわかったら、その結果をもとに、一人ひとりに合わせた治療プランを立てるクリニックを選びましょう。

なぜなら、適切な順番で進めていかないと、せっかくの治療がムダになってしまう場合もあるからです。

たとえば、腸に炎症がある状態でいくら栄養をとっても、吸収されずに流れてしまうこともあります。

だからこそ、詰まりを解消する→土台を整える→必要な栄養を補う、というように、体の状態に合わせて「整える順番」を考えながら治療することがポイントになります。

【体質ごとの代表的なアプローチ】

体質のタイプ主な症状主な対策内容
腸内環境の乱れ・便秘・下痢・お腹の張りなど・お腹の中の悪い菌を減らすサポート・カビ(カンジダ菌など)を抑える栄養を補給・消化にやさしい食事に切り替える・善玉菌を補って腸を元気にする
ミトコンドリアの元気不足・だるい・体温が低い・卵子の質が気になるなど・卵子のエネルギー源になる栄養を補う・ミトコンドリアを動かす栄養素をプラス・甘いものや炭水化物のとりすぎを見直す
自律神経が乱れている・ストレスに弱い・眠れない・イライラしやすいなど・ストレスに強くなる栄養をとり入れる・ホルモンの司令塔「副腎」をサポートする栄養を補給・神経の安定に役立つマグネシウムをとる
解毒力が落ちている・頭痛・ニキビや吹き出物・疲れが抜けないなど・肝臓の「おそうじ力」をサポートする栄養を補う・食べすぎ・飲みすぎを控えて肝臓を休ませる・老廃物をスムーズに流せるように体内環境を整える

その人に合った順番でアプローチできるクリニックであれば、ムダのない治療で、妊娠に近づくことが可能です。

6-3. オンラインでも受診できるクリニックを選ぶ

不妊治療や栄養療法は、通える場所に専門クリニックがない方や、忙しくて時間がとれない方でも継続できることが大切です。

そのため、オンライン診療が可能なクリニックを選べば、自宅にいながら専門的な栄養療法を受けられます。

特に、

「近くに専門クリニックがない」

「仕事や家のことで通院する時間がとれない」

「体調が優れず通院が負担になる」

など、通院が難しい状況でも、オンライン診療対応であれば無理なく続けられます

【オンライン診療の流れ(一例)】
Zoomや電話でカウンセリング不調や生活習慣について、丁寧にヒアリング
検査キットは自宅に郵送尿・便などは自宅で採取、採血は提携機関を案内
検査結果をもとに治療プランを作成必要なサプリメントはまとめて郵送

クリニックの公式サイトを確認し、オンライン受診が可能かどうかを確認しましょう。

「もう時間がない」「いろいろ試したけど変わらなかった」

といった焦りや不安を感じている方こそ、見えない原因を的確に見つけ、あなたに合わせて治療をすすめてくれるクリニックを選んでくださいね。

7. 栄養療法による不妊治療については京橋ウェルネスクリニックにご相談ください

「これまでいろいろ試したけれど、妊娠に結びつかないのはどうして?」  

「検査しても異常なし。でもどこか違和感があるのにわからない……」

重くつらい気持ちを抱えて、よくここまでがんばってこられましたね。

そのようなあなたに【京橋ウェルネスクリニックの栄養療法】が、お力になれるかもしれません。

私たちは、見えない体の不調や機能低下の根本原因をデータで見える化し、栄養で細胞を整えていく治療を目指しています。

うれしい結果に向けて、一緒に取り組んでいきましょう!

7-1. 20~30種類の中から最適な検査を行い、全体的な視点で分析

不妊の原因を根本から明らかにするには、検査の質と分析力が重要です。

なぜなら、「どこをどう整えれば妊娠に近づけるのか」を的確に判断するには、体の状態を部分的ではなく、全体的な視点で分析する必要があるからです。

とはいえ、検査は数多く受ければいい、というものではありません。受ける必要のない検査もありますし、多く受けるほど受診された方の費用負担が増えてしまいます。

当院では、100項目以上のヒアリングをもとに、本当に必要な検査を3~4つに厳選

「どの検査がなぜ必要なのか」を明確にし、根本原因を深く分析します。

7-2. 妊活に本気なあなたへ、遠回りしない――治療プランを作成

当院の栄養療法は「なんとなく体にいい」のではなく、検査結果に基づいて、根本原因を「見える化」する医療的なアプローチです。

体質・栄養状態・腸内環境・ホルモンなど、一般的な検査では気づきにくい部分を、詳細までわかる検査でチェック。

【実際のヒアリングや計画表の一例】

ヒアリングや検査結果をもとに、「何をどこから整えれば妊娠に近づくか」根本原因を見える化し、一人ひとりに合った治療計画プランを立てます。

7-3. 初回カウンセリングは無料/オンラインOK

「まずは話だけでも聞いてみたい」
「本当に自分に合っているのか相談したい」

そのような方のために、30分の無料オンラインカウンセリングをご用意しています。

【カウンセリングの内容例】
・Zoomまたは電話で気軽に相談(顔出し不要もOK)・健康状態や治療歴、今の悩みを丁寧にヒアリング・必要があれば、検査や栄養プランのご提案も可能・無理な勧誘は一切なし・最初に費用や検査の話はせず、「納得してから決める」スタイル

現在「何から始めればいいのかわからない」方でも、安心して一歩踏み出せるように、専門家がしっかりとサポートします。

まずは、あなたのお気持ちからお聞かせください。

8. まとめ

京橋ウェルネスクリニックの栄養療法は、見えない体の不調を、専門的な検査とデータで可視化し、あなたの状態に合わせた「順序と整え方」で、妊娠に近づく体づくりをサポートします。

栄養療法は、正しい順番で、正しい場所から整えていくことで、妊娠しやすい体に近づけていく治療法です。

今の不安や疑問を整理するためにも、まずは無料のオンラインカウンセリングをご利用ください。


あなたのこれまでの治療歴や体調を丁寧にお伺いし、必要な検査やアプローチの選択肢を、わかりやすくご提案いたします。

体調に不安がある方、栄養療法に少しでも可能性を感じている方は、この機会にぜひ「無料カウンセリング」でご相談ください。

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