外用薬で治らなかったニキビの原因は、胃の中にいた——ピロリ菌・腸内環境から根本改善した19歳の症例
外用薬で治らないニキビが、実はピロリ菌と腸内環境の乱れが原因だったという症例をご紹介します。


患者さんの背景
主な症状は以下の3つでした。
ニキビ:大学入学後から約2年、こめかみ・眉間・頬を中心に白ニキビが慢性的に続いていた
消化器症状:食欲が湧きにくく、週に1回程度の下痢がある
疲労感:日常的にやや疲れやすい
皮膚科で外用薬を処方されましたが改善が見られず、当院を受診されました。アトピー性皮膚炎の既往歴もありました。
検査でわかったこと
初診時の検査で、以下の問題が見つかりました。
血液検査では、ビタミンDの低下が確認されました。ビタミンDは免疫や皮膚のバリア機能に深く関わるため、不足すると炎症が起きやすくなります。フェリチン(貯蔵鉄)も低めで、疲れやすさの一因と考えられました。
GI-MAP検査(腸内環境検査)では、ピロリ菌が陽性でした。

ピロリ菌の量は多くなかったのですが、腸内の良性細菌の減少と日和見菌の増加が確認されました。


消化酵素の低下と腸内の炎症も認められ、腸内環境が全体的に乱れている状態でした。
治療経過
外側からのアプローチと内側からのアプローチを組み合わせて治療を進めました。
外側からは、スキンケア指導とニキビ外用薬を基本とし、M22光治療(全4回)とケミカルピーリング(全2回)で肌の炎症・赤みを改善しました。
内側からは、まず腸粘膜の修復を優先しました。いきなりピロリ菌の除菌に入ると副作用が出やすいため、ビタミンA・亜鉛・グルタミンなどのサプリメントで土台を整えてから、除菌に進みました。
同時に食事指導も行いました。
血糖値の急上昇は皮脂の分泌を促しニキビを悪化させることがわかっています。乳製品(カゼイン)との関連も報告されており、腸内環境が乱れている方では特に食事の影響が皮膚に出やすいため、食事の見直しはニキビ改善の大きな柱のひとつです。
治療結果
治療開始から経過とともにニキビは着実に減少し、6ヶ月後には新規ニキビができなくなりました。
肌の状態を数値で測定するVISIA解析でも、赤みやポルフィリン(ニキビ菌の指標)の量が明らかに減少しており、改善が数値としても裏付けられました。
患者さん本人も満足され、晴れやかな表情が見られるようになりました。

治療費用
自由診療/6ヶ月間の総額
| 内容 | 金額(税込) |
| ステラM22(光治療) | ¥22,000×4回 |
| ケミカルピーリング | ¥9,900×2回 |
| 血液栄養解析検査 | ¥22,500 |
| GIMAP(腸内環境検査) | ¥75,000 |
| ピロリ菌除菌薬 | ¥6,600 |
| 各種サプリメント(医療機関専売品) | ¥117,720 |
| 合計 | ¥329,620 |
主なリスク・副作用について
M22 IPL(光治療) 赤み・腫れ・熱感(数時間〜数日で軽快)、一時的な色素沈着、水疱・痂皮形成、熱傷・瘢痕
ケミカルピーリング 赤み・刺激感・ひりつき(数日以内に軽快)、乾燥・皮むけ、炎症後色素沈着
内服薬(ピロリ菌除菌薬) 悪心・下痢・腹痛などの消化器症状、薬剤アレルギー(発疹・蕁麻疹など)、除菌成功率には個人差があります
ニキビは「肌だけの問題」ではない
ニキビは皮膚科で外用薬を処方される「肌のトラブル」として扱われることがほとんどです。しかしこの症例が示すように、その背景にはピロリ菌感染・腸内環境の乱れ・栄養不足といった体の内側の問題が隠れていることがあります。
塗っても治らないニキビでお悩みの方は、一度、腸内環境や栄養状態を調べてみることをお勧めします。思いもよらない原因が見つかるかもしれません。
【注意事項】
①写真はご本人の同意を得て掲載しています。
②すべての方に同様の経過・結果が生じることを保証するものではありません。治療効果には個人差があります。
③本ページは厚生労働省「医療広告ガイドライン」に基づき作成しています。医療相談・診断の代替となるものではありません。