起立性低血圧

起立性低血圧は、急に立ち上がった時にめまいや立ちくらみを起こす症状です。多くの場合、単なる血圧の問題ではなく、副腎という臓器の機能低下が根本的な原因となっています。当院では副腎の機能を回復させる栄養療法を行っています。

起立性低血圧の症状

立ち上がった時にめまいや立ちくらみ、ふらつき、目の前が暗くなるなどの症状が起こります。また、朝起きるのがつらい、慢性的な疲労感、午後の調子の悪さ、集中力の低下、ストレスに弱い、甘いものが欲しくなる、冷え性なども一緒に見られることが多く、これらは副腎疲労の典型的なサインです。

起立性低血圧の原因

副腎疲労による血圧調整機能の低下

副腎は血圧をコントロールする重要なホルモン（コルチゾール）を作っています。慢性的なストレス、血糖値の不安定、栄養不足（ビタミンC、B群、マグネシウムなど）、生活習慣の乱れなどにより副腎が疲弊すると、血圧を適切に調整できなくなり、起立性低血圧が起こります。

当院のアプローチ

1. 副腎機能の回復

ビタミンC、ビタミンB群、マグネシウム、亜鉛などの栄養素と、副腎の機能回復を助ける天然のハーブ（リコリス、アシュワガンダなど）を個人の状態に合わせて処方します。

2. 血糖値の安定化

1日3食しっかり摂る、タンパク質を毎食取り入れる、甘いものを控える、必要に応じて補食を取り入れるなどの食事指導と、クロム、ビオチン、αリポ酸などのサプリメントで血糖値を安定させます。

3. 生活習慣の改善

早寝早起きのリズム作り、睡眠の質向上、適度な運動、ストレス管理など、副腎に負担をかけない生活習慣をサポートします。

4. 詳細な検査

唾液コルチゾール検査で副腎機能の詳細な状態を把握し、血液検査で炎症や栄養状態を評価します。その他、腸内環境検査や有機酸検査により根本原因を探ります。

まとめ

起立性低血圧は単なる血圧の問題ではなく、多くの場合、副腎疲労が背景にあります。当院では20年以上の栄養療法の経験をもとに、根本的な体質改善を目指す治療を行っています。

このような方におすすめです：

• 立ちくらみが頻繁にある
• 慢性的な疲労感がある
• 朝起きるのがつらい
• ストレスに弱いと感じる
• 根本的な原因から治したい

多くの患者さんが「体質だから仕方ない」と諦めていた症状が、適切な栄養療法により改善されています。副腎機能の回復には時間がかかりますが、根気強く治療を続けることで薬に頼らない健康な身体を取り戻せます。

まずはお気軽にご相談ください。詳しい検査により根本原因を明らかにし、最適な治療プランをご提案いたします。

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