脳内化学物質のアンバランスが精神症状を引き起こす
近年、脳内の化学物質の解明が進むにつれ、この事が明らかになりつつあります。
カリフォルニアで開業し、世界各国から患者が訪れる、米国の精神科医マイケルレッサー博士は精神疾患の原因をビタミン不足や脳内アミノ酸の不足、脳アレルギーや毒物の蓄積、ホルモンのアンバランスなど9種類にわけ、それらを一つずつ調べて、治療を行い、患者の社会復帰に成功しています。
このように食事や栄養状態、生活環境は精神症状に多くの影響を与えます。
この脳内の化学物質のアンバランスを元に戻す為には、そのアンバランスを起こしている原因を突き止めることが必要です。
マイケルレッサー博士による統合失調症の原因分類
当院のアプローチ法
まず、お話を徹底的にお聞きします。
そのお話を元に、様々な検査を行い、何が脳の症状に影響を与えているのかを徹底的に調べます。
そして、その原因に対するアプローチを行う事で根本改善が期待できるのです。
疑われる原因 | 推奨される検査 | その後の治療方針 |
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ビタミン不足(特にビタミンB群 | 血中ビタミン濃度等 | ビタミン補充 |
ミネラル不足(特に鉄、銅や亜鉛) | 血中ミネラル濃度等 | ミネラル補充 |
ホルモン不足(DHEA等) | 血中、尿中ホルモンテスト | ナチュラルホルモン |
セロトニン異常 | 血中セロトニン濃度 | ビタミン、アミノ酸など |
ヒスタミン異常 | 血中ヒスタミン濃度 | ビタミン、アミノ酸など |
重金属蓄積(特に水銀、鉛) | 尿中重金属排泄試検 | キレーション治療 |
薬剤性(向精神薬含む | 服用歴 | 減薬、中止 |
食物アレルギー | 食物アレルギーテスト | ローテーションダイエット |
検査の項目が多いものですから、費用の面なども含めてなるべく少なく希望される患者様も少なくありません。
しかし、経験からお話しさせて頂きますと、疑いが少しでもあるものは徹底的に検査をするのがコツです。
さもないと治療の方向性がずれる場合があり、時間がかかります。その分余計に治療費もかかります。