症例11 30才女性 自律神経の緊張が保てなくなり副腎疲労症状が出現した

長年の自律神経の過度の緊張、ステロイドの長期使用などが副腎に影響していた方です。
経過からは、自律神経の緊張とそのリバウンド症状がうかがわれます。
アルコールやカフェインによって副腎の疲弊をカバーしている場合も多いのですが、だんだんと耐性が出てきて疲労感を隠し切れなくなってきます。
「気絶するように寝てしまう」のは副腎疲労の疲弊期の特徴的な症状の一つで、「ナルコレプシー」(入眠発作を起こす病気)と勘違いされることもあります。
「寝つきがよい」のとは全く異なりますので問診時に注意が必要です。

経過

小さいころからからだが弱く、小児ぜんそくで小学校に入学する前に11回ほど入院。
疲労感を感じ始めたのは、14才頃からだった。このころから夜更かしするようになってしまった。
現在、慢性的な疲労感と眠気がある。集中力もない。教室の講師をしていて、急に言葉が出てこなかったりすることがある。朝が特につらいが、日中はふっと元気になったり、そうかと思えばいきなり強い疲労感がおそってきたりする。食後にだるくなることもあれば、そうじゃないこともある。
ひどいときは、駅の階段を上がるだけで動悸がしたり、駅から自宅までの徒歩10分を歩けずタクシーに乗ってしまうこともある。
以前は色々な仕事を掛け持ちし、遅くまで働いたり睡眠時間が不規則になってたが、現在は自宅での仕事を増やしたので、以前より生活リズムは整っている。
お酒も現在はほぼ飲んでおらず、食生活も気を使っているが、なかなか疲労感がとれず、検査を受けてみようと思った。

症状

慢性疲労、腹部膨満感、甘いものの渇望

副腎疲労、甲状腺症状スコア

症状からホルモンバランスを推測します。
副腎、甲状腺機能ともに低下傾向です。
副腎疲労と甲状腺の関係について詳しくはこちら

脳機能スコア

症状から脳神経伝達物質の過不足を推測します。
前頭前野機能の低下はやる気が出なくなります。
脳機能スコアについて詳しくはこちら

検査結果

血液検査

亜鉛、マグネシウム不足、ビタミンB3不足が疑われる所見

便検査

腸内フローラで悪性の細菌や真菌、境界型細菌を多数認めました。腸の炎症もあり、免疫が反応しています。


 

毛髪ミネラル検査

ヒ素、水銀排泄量の上昇とミネラルバランスの崩れが見られます。

治療経過

腸内環境改善、悪性細菌、真菌の駆除、重金属デトックス治療を行いました。
治療開始1年1カ月で腹部膨満、低血糖症状、慢性疲労ともにほぼ改善し、治療終了。
 

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